医学部を目指す際に偏差値と自分の学力を考慮して選ぶと思いますが、偏差値が低いからと言ってその医学部は他大学に劣るというわけではありません。なかには、偏差値がそこまで高くはないけど実績や学費が魅力的な医学部もたくさんあります。国公立大学では、新潟大学や長崎大学は偏差値ランキングでは中間ほどに位置していますが、歴史は古く旧帝大の次に医科大に昇格した旧制医科大学であります。旧帝大や旧制医科大学は歴史のある名門大学であり、難易度も高めです。さらに、自校出身の教授陣も多く在籍している、教育および研究が充実している医学部なので、この2校は比較的合格しやすいおすすめの大学となっています。また、滋賀医科大学や信州大学は偏差値がさほど高くないですが、社会人や再受験生にも広く門戸を開いており、30代上の医学部生も多数在籍している再受験生に優しい大学です。面接試験のない九州大学医学部を目指す再受験生も多いですが、偏差値が高い難関大学です。いっぽう、滋賀医科大や信州大であれば比較的難易度も高くなく、さらに再受験生の合格実績が高いので魅力的です。私立大学医学部では偏差値が高い大学は学費が2000万円代と、平均3500万円ほどする医学部に比べて割安感があり人気が高いため偏差値も高い傾向にあります。なかでも杏林大学は東京都の地域枠をもっているので、地域枠で合格したら6年間の学費を貸与してくれるチャンスがあります。さらに、僻地医療など指定医療機関に9年間従事すれば返済免除となります。東京都の地域枠は杏林、東京慈恵会、順天堂に設置されていますが、なかでも杏林大学の偏差値は医学部の中では比較的低いので、地域枠合格の可能性も高まります。医学部受験は、偏差値の高い大学に入ることではなく、最終的に医者として活躍するのが目的です。つまり、偏差値だけに捉われずに医学部を探してみると魅力的な大学はたくさんあり、選択肢を広げることが可能となります。
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